美白 ファンデーション

美白ファンデーションの効果

美白ファンデーションって、そもそもどんなものなのでしょう?

ファンデーションは、基礎化粧品のように、毎日使いながら肌の効果を判断するものではなくて、塗ってすぐに効果のわかるもの。

お肌に塗ることで肌の透明感が増したり、色ムラやシミ・そばかすなどをカバーしてキレイな肌に見せるものです。

特に美白ファンデーションは、肌を透明感のある明るく美しい肌に見せるよう考えられたファンデーションです。

ほとんどの人は、「美白ファンデーション=シミやくすみをなくしてくれるもの」と思っているのではないでしょうか?

最近では、ファンデーションを付けている間も、お肌そのものをスキンケアしてくれるものが増えてきています。

その中には、「美白成分」と呼ばれる、シミやそばかすを防ぐ効果のある成分が配合されたものが登場しています。

美白成分が配合されているものは、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」ことができます。

シミやくすみが気になる方は、このような美白成分が配合されている「医薬部外品」のファンデーションを選ぶと良いでしょう。

美白成分とは?

一言で「美白成分」といっても、その数は、厚生労働省が認可しているものだけでも十数種類あります。

■厚生労働省が認可している美白成分
アルブチン βアルブチンは資生堂が開発、αアルブチンは江崎グリコが開発 チロシナーゼに作用
エラグ酸 ライオンが開発 チロシナーゼの活性化を抑える
コウジ酸 三省製薬が開発 チロシナーゼの活性化を抑制
ルシノール ポーラが開発 チロシナーゼの活性化を抑制
カモミラET 花王が開発 エンドセリン情報伝達阻害
リノール酸S(リノレックS) サンスターが開発 チロシナーゼを分解して量を減らす
m−トラネキサム酸 資生堂が開発 シミの周りの刺激細胞を抑え、メラニン生成を抑制
ビタミンC誘導体   ビタミンCをお肌に浸透しやすくしたもの ・還元作用
エナジーシグナルAMP 大塚製薬が開発 メラニン排出
マグノリグナン カネボウが開発 チロシナーゼ成熟阻害
プラセンタエキス 胎盤から栄養素や成長因子を取り出したもの チロシナーゼの活性化を抑制・メラニン排出マックスファクターが開発
4MSK 資生堂が開発 メラニン排出
D−メラノ マックスファクターが開発 メラニンの表皮細胞への受け渡しを阻害
■以下「美白成分」として、厚生労働省の認可なし
ハイドロキノン アメリカでは一般的な美白成分、肌の漂白剤と呼ばれ強い美白効果がある・還元作用
油溶性甘草エキス(グラブリジン) 漢方薬として使われてきた甘草の根からとれたエキス・チロシナーゼの活性化を抑制

シミができるしくみ

シミを無くすためには、まずシミというものはどんなものなのか、その仕組みについて知っておきたいですね。

シミのもととなるメラニンは、真皮と表皮の間にある、基底層というところで作られます。

紫外線を浴びると、メラノサイトというメラニンを作る工場に、メラニンを作れ!という指示を出します。

メラノサイト工場では、チロシンというアミノ酸の一種がチロシナーゼという酵素を結合させて、メラニンを作り出します。

メラニンは、メラノソームという袋に入れて貯蔵され、メラノソームは、基底層でお肌を作る細胞に受け渡されます。

メラニンをもらった表皮細胞は、新陳代謝により皮膚の表面に押し上げられ、角質層で最後には垢となって排出されます。

表皮細胞が作られ、新陳代謝によって排出されることをターンオーバーといいますが、これが乱れるとメラニンが表皮内に残ります。

これが「シミ」です。

また、メラノサイトが必要以上に活性化され、メラニン色素が過剰に作られることもシミの原因になります。

メラノサイトが一度活性化すると、数ヶ月間メラニンが作り続けられます。

本当にやりたいのはシミを薄くすること

みなさんが、美白と聞いてイメージするのは、今あるシミを薄くする、もしくは消してしまうことではないでしょうか?

ですが、今あるシミを薄くするという美白成分はそれほど多くありません。

ファンデーションに使われている美白成分で、シミを薄くする効果が期待できるのは、ビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体配合のファンデーション


メナード フェアルーセント
薬用プレストパウダー
ホワイト

メナード フェアルーセント 薬用プレストパウダー ホワイト[医薬部外品]

美白成分ビタミンC誘導体

価格: 10g 6,330円(リフィル5,250円)

SPF 12 ・ PA+

シミ・そばかすを防ぐとともに、光美白パウダー配合でトラブルを自然にカバーし、透明感の高い肌に仕上げます。リキッドファンでの上に重ねるプレストパウダーです。

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コーセー 雪肌精
シュープレム ホワイトニング
リキッドファンデーション

コーセー 雪肌精 シュープレム ホワイトニングリキッドファンデーション[医薬部外品]

美白成分ビタミンC誘導体

価格: 30ml 4,200円

SPF30・PA++

和漢植物成分と、美白効果で、雪のような肌を作ります。
伸びの良いテクスチャーで、付けるとまるで膜のように広がるさらっとしたリキッドファンデ。

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美白ファンデーションで美白するのは正解?

今まで見てきたことを総合して考えてみると、美白ファンデーションってどういう役割なのでしょうか?

美白の基本は、まずは、「紫外線を浴びない」こと。

これは、誰もが知っていることですよね。

ファンデーションは、お肌の一番外側に付けるものです。

そのため、美白のことを考えるなら、「紫外線カット」効果のあるものを選ぶのが賢い選択です。

今は、スキンケア効果のあるファンデーションがたくさんあります。

付けている間も、ちゃっかり美肌ケアしようというものです。

どうしても美白効果を狙うなら、メラニンを作る前に予防し、さらにシミを排出する手助けをしてくれるプラセンタ配合のものもオススメです。

プラセンタ配合のファンデーション


薬用クリアエステヴェール

マキアレイベル 薬用クリアエステヴェール
[医薬部外品]

美白成分プラセンタ

価格: 25ml 初回購入:3,990円 (2回目以降4,099円)

SPF35、PA+++

美白成分のプラセンタだけでなく、コラーゲンやヒアルロン酸といった50種類の美容液成分も配合されたリキッド状の美容液ファンデ。

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美白はスキンケアで

今あるシミを薄くしたいときに、効果を発揮するのが、還元作用のある美白成分です。

今、化粧品に配合されているもので、一番還元作用があるものはハイドロキノンです。

化粧品で、今あるシミを消したいと思うなら、ハイドロキノンがオススメです。

ハイドロキノン配合の化粧品


ホワイトクリームex

ビーグレン ホワイトクリームex

美白成分ハイドロキノン・シムホワイト377

価格: 30gl 10,500円

ハイドロキノンにより今あるシミを薄くするハイドロキノンと、強力な予防効果のあるシムホワイト377も配合。
完璧なホワイトニングを目指します。

詳しくはこちら⇒

ハイドロキノンは、イチゴ類や麦芽、コーヒー、紅茶などに存在している成分で、アメリカでは最も一般的な美白成分です。

日本でも2001年の薬事法の改正によって化粧品の成分として使えるようになりました。

白く色抜けするなど危険な成分というイメージもありますが、それは高濃度のものを使う場合。

化粧品に配合されている量では心配ありませんが、使用中は色素沈着を防ぐため、UVケアをしっかりするようにしましょう。